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開発者からのメッセージ
開発者からの
メッセージ
ITで優しさを表現したものがグラスフォンです
災害弱者を救うために整備が進められている名簿台帳をどう活用していくか。各自治体、社会福祉協議会、地域包括ケアセンター、民生委員、自主防災組織、その他のボランティアにヒアリングを進めていく中で、活用法自体に苦慮しているという実態を目の当たりにしました。
地域防災計画のいわゆる下位計画にあたる避難行動要支援者計画及び個別計画の関係部局は主に福祉課となります。
しかしながら、防災組織の関係部局は総務課であるなど、自治体の分野またぎが地域のリソース(実際に避難支援に係る人たち)の活用を困難にしています。
「自力避難が難しい人たちを救う効率的な体制」を具体化、一元化することが急務であると考え、「システムと人」の適正な関係を設計することからこのプロジェクトは始まりました。
“グラスフォン”はGrasp(把握する)Phone(電話)を掛け合わせた造語です。これはシステムを指す言葉ではなく、安否確認システムとそこで把握された情報をどう活用し、災害弱者の被害をどう防ぐか?の設計から実行までを指す統合的ソリューションを指します。
いかにミニマルな仕掛けで大きな成果を得るか。徹底的に考えられた方法論を用いて、弱者に優しい社会の実現を私たちは目指しています。
本当の意味での“備え”にフォーカス
グラスフォンfor防災のシステムについては、緊急時の情報把握を「短時間且つ質より量が優先される」という考えに基づき、敢えてプッシュボタンのみで状況を知らせる設計にしています。
「地域の救助支援者が名簿を持って地域で安否確認して回る」といったプロセスを排除し、要支援者と救助支援者の被害を少なくするための準備、備えを整備します。
自治体がやるべきこと、やっておかなければならないことをシンプルに実現するために私たちも力を尽くします。