背景 / コンセプト

背景・課題

東日本大震災で多くの「高齢者」「障がい者」がお亡くなりになりました。

全体の死亡者数の中で65歳以上の高齢者が6割を占め、障がい者の死亡率は被災住民全体の死亡率の2倍にのぼりました。

それを受け「避難行動要支援者」の名簿運用がスタート。しかし多くの課題があります

国は単独避難が困難な層を「避難行動要支援者」と位置づけ、対象者の名簿台帳の作成を義務付けました。

しかし実際は、名簿の整合性の維持に職員の手間や時間が大きく割かれています。そのため肝心の災害が起きた場合、どのように要支援者の安否を確認するかが決まっていません。

今も続くマンパワー頼みの災害対応

過去の大災害においては情報収集の遅れや矛盾が最も被害を大きくした原因でした。それにも関わらずいまも、災害発生時に既存の通信インフラに依存した計画はすぐに破綻、マンパワーで情報収集や安否確認を行う、という状況は変わることなく続いています。

仮に安否がわかったとしても警察・消防・自治体防災担当・自治体福祉担当など避難支援に関わる関係者や団体と、どう連携して対応するかという問題も残ったままです。

サービスコンセプト

「グラスフォン」は、
・電話を使った一斉安否確認システム
・地域防災コンサルテーション
から構成される、全く新しい統合型の防災DXソリューションです。

スマートフォンやフィーチャーフォン(ガラケー)、固定電話にも対応し、僻地での防災にも威力を発揮します。

人の手による安否確認行動をゼロにするために

主に避難行動要支援者、災害弱者を安否確認対象者としてシステムであらかじめ名簿化。有事の際にも本システムにて一斉安否確認を発信することで、大量の安否確認情報や救助支援依頼を短時間で把握することが可能となります。

有事の際の最も大きな空白を埋めるシステムと運用の大きなサイクルが「グラスフォンfor防災」です。

3つのポイントで災害発生時の避難プロセスを強力に支援

・平常時には避難計画の作成をシステムで支援
・災害発生時には一斉架電システム(電話)を用い、1時間に数万人の安否確認
・その後、避難支援に関わる関係者に連絡

というプロセスにより、平常時および災害時に自治体に求められる一連の流れを、システムとコンサルテーションで強力に支援します。

これにより、「すべての力を結集して被災者をゼロに近づける」という自治体の本気をグラスフォンが叶えます。

開発者からのメッセージ

開発者からの

   メッセージ

ITで優しさを表現したものがグラスフォンです

災害弱者を救うために整備が進められている名簿台帳をどう活用していくか。各自治体、社会福祉協議会、地域包括ケアセンター、民生委員、自主防災組織、その他のボランティアにヒアリングを進めていく中で、活用法自体に苦慮しているという実態を目の当たりにしました。

地域防災計画のいわゆる下位計画にあたる避難行動要支援者計画及び個別計画の関係部局は主に福祉課となります。

しかしながら、防災組織の関係部局は総務課であるなど、自治体の分野またぎが地域のリソース(実際に避難支援に係る人たち)の活用を困難にしています。

「自力避難が難しい人たちを救う効率的な体制」を具体化、一元化することが急務であると考え、「システムと人」の適正な関係を設計することからこのプロジェクトは始まりました。

“グラスフォン”はGrasp(把握する)Phone(電話)を掛け合わせた造語です。これはシステムを指す言葉ではなく、安否確認システムとそこで把握された情報をどう活用し、災害弱者の被害をどう防ぐか?の設計から実行までを指す統合的ソリューションを指します。

いかにミニマルな仕掛けで大きな成果を得るか。徹底的に考えられた方法論を用いて、弱者に優しい社会の実現を私たちは目指しています。

本当の意味での“備え”にフォーカス

グラスフォンfor防災のシステムについては、緊急時の情報把握を「短時間且つ質より量が優先される」という考えに基づき、敢えてプッシュボタンのみで状況を知らせる設計にしています。

「地域の救助支援者が名簿を持って地域で安否確認して回る」といったプロセスを排除し、要支援者と救助支援者の被害を少なくするための準備、備えを整備します。

自治体がやるべきこと、やっておかなければならないことをシンプルに実現するために私たちも力を尽くします。

資料ダウンロード

グラスフォンfor防災のA4リーフレットをPDFで公開しています。
こちらをクリックすると別ページで開きます。どうぞご利用下さい。