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グラスフォンfor防災2024-04-24T15:30:56+09:00

ひとりでも多くの災害弱者を守るために。

高速一斉架電で人の手による安否確認をゼロに。

要避難支援者の名簿作成も自動化します。

災害弱者の被害をどう防ぐか?にフォーカスした「グラスフォンfor防災」は、電話を使った一斉安否確認システムと地域防災コンサルテーションから構成される、統合型の防災DXソリューションです。

スマートフォンやフィーチャーフォン(ガラケー)、固定電話にも対応し、僻地での防災にも威力を発揮。マンパワーに頼っていた災害時の情報収集や安否確認の流れを大きく変えます。

「グラスフォンfor防災」は、避難計画の作成、要避難支援者の名簿整備、電話による安否確認、関係者への連絡といった一連の流れをシステムで大幅に効率化。その結果、マンパワーを最も必要とする部分に人的リソースを集中させることが可能となります。

安否確認の際は最大数万人規模で一斉電話発信。被災者は電話機のプッシュボタン押すだけで自身の状況を伝えることができるため、より確度の高い被災状況把握が可能となります。

特長1.
システムで複数の名簿を統合、安否確認名簿を自動作成

・災害弱者(避難行動要支援者)の名簿管理
・避難支援スタッフの名簿管理
・複数名簿の統合管理

特長2.
災害弱者に対しシステムから一斉に電話をかけ安否確認

1.安否確認のための質問および回答をテキストで入力
2.入力された文字を人工知能で音声に自動変換
3.名簿上の災害弱者に一斉高速架電
4.被災者は電話の数字ボタンで安否を回答

特長3.
安否確認結果をシステムでリアルタイム集計

1.安否確認の回答内容を即時集計
2.被災者の居場所を地図上に表示
3.レポートを自動作成

グラスフォン導入Before/After

導入Before/After

避難支援に関わる関係者への連絡は、グラスフォンで安否を確認したあとに一度だけ。
現場で一人ずつ安否を確認する必要がなくなるため、助けを求めている要支援者をピンポイントで迅速に救出できます。

通常、災害発生時に各自治体は時間の経過とともに上段(グレー)の対応を行います。

ここで問題となるのが、「市内の災害状況を県・関係機関に報告」のフェーズです。

通常、このフェーズはシステム化することが困難なため、人の力に頼らざるを得ません。つまり決して少なくない時間とマンパワーを災害状況の把握のために費やすことになります。

その結果、非常に重要な災害直後の1時間を効果的に動けない状況が発生してしまいます。

しかし、ここにあらかじめグラスフォンを導入しておくと状況が一変します。

災害発生直後から電話を使った一斉安否確認システムを作動させることで、短時間に多くの住民の安否情報をシステムが自動的に収集・整理します。

結果、災害直後の貴重な時間とマンパワーをより効果的に使うことが可能となります。

システム概念図

グラスフォンfor防災は、中核機能となる「架電情報収集システム」を軸に、平常時の防災業務を支援する機能、および災害発生時を想定したさまざまな追加機能が用意されています。

これにより、導入先自治体/組織様の防災プランにあわせた柔軟なカスタマイズが可能です。

背景・課題

東日本大震災で多くの「高齢者」「障がい者」がお亡くなりになりました。

全体の死亡者数の中で65歳以上の高齢者が6割を占め、障がい者の死亡率は被災住民全体の死亡率の2倍にのぼりました。

それを受け「避難行動要支援者」の名簿運用がスタート。
しかしまだ多くの課題があります。

国は単独避難が困難な層を「避難行動要支援者」と位置づけ、対象者の名簿台帳の作成を義務付けました。

しかし実際は、名簿の整合性の維持に職員の手間や時間が大きく割かれています。そのため肝心の災害が起きた場合、どのように要支援者の安否を確認するかが決まっていません。

マンパワー頼みの災害対応が今も続いています。

過去の大災害においては情報収集の遅れや矛盾が最も被害を大きくした原因でした。それにも関わらずいまも、災害発生時に既存の通信インフラに依存した計画はすぐに破綻、マンパワーで情報収集や安否確認を行う、という状況は変わることなく続いています。

仮に安否がわかったとしても警察・消防・自治体防災担当・自治体福祉担当など避難支援に関わる関係者や団体と、どう連携して対応するかという問題も残ったままです。

サービスコンセプト

「グラスフォン」は、
・電話を使った一斉安否確認システム
・地域防災コンサルテーション
から構成される、全く新しい統合型の防災DXソリューションです。

スマートフォンやフィーチャーフォン(ガラケー)、固定電話にも対応し、僻地での防災にも威力を発揮します。

人の手による安否確認行動をゼロにするために

主に避難行動要支援者、災害弱者を安否確認対象者としてシステムであらかじめ名簿化。有事の際にも本システムにて一斉安否確認を発信することで、大量の安否確認情報や救助支援依頼を短時間で把握することが可能となります。

有事の際の最も大きな空白を埋めるシステムと運用の大きなサイクルが「グラスフォンfor防災」です。

3つのポイントで災害発生時の避難プロセスを強力に支援

・平常時には避難計画の作成をシステムで支援
・災害発生時には一斉架電システム(電話)を用い、1時間に数万人の安否確認
・その後、避難支援に関わる関係者に連絡

というプロセスにより、平常時および災害時に自治体に求められる一連の流れを、システムとコンサルテーションで強力に支援します。

これにより、「すべての力を結集して被災者をゼロに近づける」という自治体の本気をグラスフォンが叶えます。

導入フロー

グラスフォンfor防災は、防災コンサルテーションと名簿作成/安否確認システムから成るソリューションです。
まずはじめに現状の把握を行い、その地域の防災に最適な形となるコンサルテーションを実施、その後システムのカスタマイズ検討およびシステム導入を行います。

資料ダウンロード

グラスフォンfor防災のA4リーフレットをPDFで公開しています。
こちらをクリックすると別ページで開きます。どうぞご利用下さい。

機能一覧

機能 詳細
安否確認
プロセス
一斉架電 名簿に登録した要支援者に対し、最大数万人規模で一斉に安否確認を電話で発信します。
架電グループ化 要支援者を「沿岸部」「高齢者」などの形で任意にグループ化できます。
質問/回答の作成 架電する安否確認の内容や回答する選択肢を自由に作成・変更することができます。
音声読み上げ テキストで入力した文字は自動的に音声変換され、電話口で再生されます。
プッシュ操作で回答 要支援者は会話することなく、プッシュ操作で回答できます。
自動集計 回答をリアルタイムに集計し、自動的にグラフなどわかりやすい形で表示します。
地域分布 回答は名簿の住所を元に自動的にマッピングされます。地域による被災状況が一目で確認できます。
引き継ぎ用書類 避難支援の関係者に渡す資料を作成できます。回答結果や支援者に応じて内容を変更することもできます。
名簿管理
プロセス
要支援者台帳管理 要支援者の名前や連絡先・優先度などを登録でき、グラスフォンの中で名簿を作成できます。
個別避難計画管理 要支援者がどのように避難支援者と関わるかを管理できます。この情報を基に引き継ぎ資料が作成されます。
避難支援関係者管理 避難支援関係者の連絡先や担当範囲、また所属する団体を管理できます。
名簿の自動生成 各管轄の様式の異なる書類でも、自動的に同一人物を判別し、ひとつの名簿に統合できます。
その他 個人情報の保護 個人情報のみをネットワークの繋がっていない環境に置くなど、セキュリティに配慮した構成でも運用できます。
安否確認プロセス
一斉架電 名簿に登録した要支援者に対し、最大数万人規模で一斉に安否確認を電話で発信します。
架電グループ化 要支援者を「沿岸部」「高齢者」などの形で任意にグループ化できます。
質問/回答の作成 架電する安否確認の内容や回答する選択肢を自由に作成・変更することができます。
音声読み上げ テキストで入力した文字は自動的に音声変換され、電話口で再生されます。
プッシュ操作で回答 要支援者は会話することなく、プッシュ操作で回答できます。
自動集計 回答をリアルタイムに集計し、自動的にグラフなどわかりやすい形で表示します。
地域分布 回答は名簿の住所を元に自動的にマッピングされます。地域による被災状況が一目で確認できます。
引き継ぎ用書類 避難支援の関係者に渡す資料を作成できます。回答結果や支援者に応じて内容を変更することもできます。
名簿管理プロセス
要支援者台帳管理 要支援者の名前や連絡先・優先度などを登録でき、グラスフォンの中で名簿を作成できます。
個別避難計画管理 要支援者がどのように避難支援者と関わるかを管理できます。この情報を基に引き継ぎ資料が作成されます。
避難支援関係者管理 避難支援関係者の連絡先や担当範囲、また所属する団体を管理できます。
名簿の自動生成 各管轄の様式の異なる書類でも、自動的に同一人物を判別し、ひとつの名簿に統合できます。
その他
個人情報の保護 個人情報のみをネットワークの繋がっていない環境に置くなど、セキュリティに配慮した構成でも運用できます。

管理画面操作

災害発生時における「グラスフォンfor防災」の操作画面を動画にてご確認ください。

FAQ

無料防災アプリとの違いを教えてください2024-04-04T15:04:38+09:00

一般的に利用されている無料防災アプリは、災害に関する最新情報を、個々人のスマホアプリに配信するものです。

一方、グラスフォンfor防災やニアリンクは、避難時に支援が必要な人々(要避難支援者)のためのソリューションです。

災害発生時に、

  • スマホアプリではなく電話で一人ひとりに安否確認を行う(グラスフォンfor防災)
  • 救助に参加できる近隣住民の力を借りる(ニアリンク)

といった手段を通じて、公助・共助の観点から避難支援を必要としている人々の命を救います。

セキュリティ対策はどうなっていますか?2022-01-12T16:50:57+09:00

グラスフォンは全てSSLでやりとりし、秘匿性の高い通信となっております。またグラスフォンのサーバには、IP制限やユーザー認証(秘密鍵及びID/Pass)によるセキュリティを実装しております。さらにデータベースも暗号化しております。

さらなるセキュリティ対策は、弊社のセキュリティコンサルタントがお客様の環境・要件に合わせご提案させていただきますので安心です。

クラウドでの利用が前提なのでしょうか?2022-01-12T16:51:03+09:00

通常は弊社認定のパプリッククラウドまたは iDC(データセンター)での利用を想定しております。また、官公庁様 LGWAN内などクローズドな環境でも対応可能です。

具体的には官公庁様庁内にサーバを配置し、一切インターネットにサーバを接続しないオフライン運用が行えます。その際のデータの授受はUSBメモリ等のリムーバブルメディアになります。

なお、架電システムについてはクラウドPBX(プロディライト社イノベラPBX)を前提に設計されております。こちらはデータセンター(大阪)を利用し災害対策も十分に取っており、回線数も確保しております。さらに東日本への冗長化も進めております。会社に設置されている通常のPBXや他社の製品連携については営業までご相談ください。

災害時には電話回線がパンクするのではないかという懸念がありますが、通信状況の確保の見通しについてはどのように考えますか2022-03-22T09:31:24+09:00

電話発信についてはクラウド上から行われるため、役所の電源喪失等の影響は受けません。
電話を受ける側の回線の問題がありますが、固定電話と携帯電話の両方を電話発信対象とすることが可能です。
通信回線は万能ではありませんので、いかに二重化・冗長化するかという設計思想に基づいています。

通信障害や停電が起こった際にシステムは機能しますか?2022-03-16T15:11:52+09:00

「グラスフォンfor防災」のサーバはクラウドとオンプレミスどちらでも構築可能です。前者で構築した場合、インターネットがつながる場所であればどこからでも発信できます。

グラスフォンにて架電後、要支援側が電話に出ない場合、何コールまで鳴らすのでしょうか?2022-01-12T16:51:09+09:00

弊社デモ版では、現在8コールとなっておりますが、 プログラム等のカストマイズにて任意の設定が可能です。

氏名・連絡先等の外字対応は可能でしょうか?2022-01-12T16:51:16+09:00

標準では外字登録機能はございませんが、対応可能です。 グラスフォンの操作PCで、外字登録している特別な文字や記号を表示したい場合は、 オプションでの対応となります。費用・納期については、お問い合わせください。

電話に出なかった場合、再発呼しますか?2022-01-12T16:51:22+09:00

また再発呼する場合、何回まで再発呼されますか?

はい、再発呼します。 弊社デモ版では、現在4回となっておりますが、 プログラム等のカストマイズにて任意の設定が可能です。

要支援側が電話に出ない場、連続して発呼しかけ続けるのか、それとも後回しにして他の要支援者へ架電してから、後回しでかけるのでしょうか?2022-01-12T16:51:29+09:00

後者ですが、後回しの方法が下記の通りになっております。

グラスフォンは10件単位で クラウドPBX(INNOVERA) に架電依頼を出しています。 つまり、ユーザーがグラスフォンで1,000件指定した場合、グラスフォンは 100 件に分割して、INNOVERA に架電依頼を出します。 ですので、INNOVERA は 10 件架電した後に、出なかった住民に対し再架電することになっております。

なお、電話に出られなかった場合は、その番号は飛ばして次の番号へ架電します。 また再架電は、一旦宛先リストを全て架電した後(システムへ事前に) 指定した間隔(再コール間隔)をあけて実施します。

BCP(事業継続性)対策は万全でしょうか?2022-01-12T16:51:37+09:00

弊社認定のインフラはシステム環境として、温度・電源・地震・津波・セキュリティ等それぞれ対策された ISO27001準拠のデータセンターまたはパブリッククラウドを活用します。

さらにデータベースのバックアップやミラーリングなども要件に応じてご提案させていただきます。 (別途要件に合わせた費用が発生いたします)

グラスフォンのデモを聞きました。音声品質をもっと良くすることはできますか?2022-01-12T16:51:43+09:00

グラスフォンの標準音声エンジンはグーグル社の高度なAI(ディープラーニング)技術を使用したサービスを使っております。ほかご要件に合わせた多種多彩なな音声エンジンのオプションもご用意しております。詳しくは弊社営業までお問い合わせ下さい。

開発元(ブルー・オーシャン沖縄)に、提案やデモの同行してもらうことは可能ですか?2022-01-12T16:51:54+09:00

はい、全国対応可能です。弊社営業までご相談ください。

グラスフォンのクライアント/サーバやネットワークなどの要件について教えてください。2022-01-12T16:52:01+09:00

以下のようになっております。

クライアント/サーバ要件

管理クライアント
・Windows10 Home Edition以上が動作するPC端末
・QXGA(2048 x 1536)以上の解像度を持つスマホ・タブレット端末
※PC端末/スマホ・タブレット端末共に、動作するブラウザに制限があります。詳しくはお問い合わせください。

グラスフォンサーバ
・CPU:XeonE3 相当,メモリ:4GB 以上、HDD:20GB以上
・OS:Redhat Linux 7以上またはその互換OS
・LAMP(HTTP Server Nginx、データベース MySQL、Ruby言語)の動作環境

ネットワーク要件
管理クライアント PC:10Mbps 以上 グラスフォン関連各種サーバ:10Mbps 以上 各インターネット接続環境:5Mbps 以上 *SSL(443)で通信可能なこと。

価格体系について教えてください。2022-01-12T16:52:07+09:00

セミパッケージのベース価格とそのカスタマイズ費用、またクラウドPBXや保守などのランニング費用となります。詳しくは弊社営業までお問い合わせください。

販売代理店になることは可能でしょうか?2022-01-12T16:52:13+09:00

全国で販売代理店を募集中です。

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