株式会社ブルー・オーシャン沖縄(沖縄県那覇市、代表 岩見学)と株式会社バックムーン(沖縄県豊見城市、代表 知念卓)はこのたび、災害発生時にスマホさえあれば誰でも災害弱者を支援することができる自治体向け共助強化・防災DXソリューション「NearLink(以下ニアリンク)」を共同開発し、2021年9月1日(水)にリリースしました。

1.防災システムの課題
災害発生時に減災を図るには公助1割、共助2割、自助7割が必要と言われています。しかしながら現在の日本における防災システム予算のほとんどが公助に充てられており、共助や自助のシステム化はなかなか進んでいません。そこで私たちは、地域の共助をシステムで強力に支援する「ニアリンク」を企画開発しました。

2.テクノロジーで地域防災を大幅に強化・効率化するニアリンク
私たちが2016年にリリースした「グラスフォンfor防災」は、災害直下の状況において助けてほしい人、避難支援を求めている人を抽出する公助支援の機能までを有していました。一方、今回のニアリンクは災害発生状況下で「いま助けてほしい人」と「いま助けに動ける人」を実際につなぐことができる、まさに共助のためのシステムとなっています。

ニアリンクが導入された地域では、スマホさえあれば誰でも近くの災害弱者の支援を行うことができるようになります。ニアリンクは、あるべき共助の形をテクノロジーで実現する地域防災DX(デジタル・トランスフォーメーション)です。

3.自治体への導入も予定
2021年11月にはニアリンクを沖縄県内の自治体に導入し、実証事業としての稼働開始を予定しています。